当合唱団指揮者は宮内泰と海谷叔伸です。ともに大阪市立大学グリークラブOBで、2人の指揮者それぞれの合唱音楽への想いを指揮に発揮し、南澪会合唱団の音楽性を広げています。
指揮者 宮内 泰(みやうち やすし)
コロナの蔓延により、練習もままならず、いろいろ練習方法などを工夫してきました。演奏会も滞り、2020年の春の中もずグリーの賛助出演以来、2回の「ANCORの会」の演奏会も中止になりました。今は、来年の「ANCORの会」の演奏会や、次の定期演奏会について準備しているところです。練習が実施できるときも、なかなか全員は出席がかなわず、また、緊急事態宣言発令時は、練習中止で、自宅練習を余儀なくされ、みんなで満足に声を出すこともできませんでした。これからは、ワクチンの実施も広がりつつあり、だんだん平常の練習にもどっていくでしょうが、しばらくは、用心することになります。
南澪会合唱団の完全復帰まで、地道に練習を重ねて、いきたいです。今、僕の考えていることは、明るくたのしく希望の持てる曲を選曲し、コロナに打ち勝つ意思を演奏に活かしていきたいということです。再び、男声合唱の力強さ、優しさを表現していきたいです。
〇合唱(音楽)経歴
大学でグリークラブ所属T2。中学~大学 吹奏楽部所属。TP担当
23歳、中学校勤務で、吹奏楽部指導。
58歳~南澪会合唱団、団員、指揮を担当。
〇合唱あるいは音楽についての思いやエピソード
男声合唱の分厚いハーモニーが好き。楽器も大好き。
クラシック、jazz、ラテンなど大好き。リコーダーアンサンブルもしている。
指揮者 海谷叔伸 (かいや よしのぶ)
初めて合唱に触れたのは、高校一年生の時に音楽部に入ったときからです。それまでは全く縁がなかったのですが、入部してからはコールユーブンゲンの練習に明け暮れて、おかげで大体の曲は初見で歌えるようになりました。指揮は高校2年生から始め、大阪市立大学グリークラブでは2年から4年まで振らせてもらい、卒業後は高校合唱団のOB合唱団(コールAO)で現在まで指揮者として練習に参加しています。
南澪会合唱団には2016年から入団し翌年から指揮者の役割をいただき、今はコールAOとの二つの合唱団で指揮しています。指揮法は全くの独学で、基礎的な教育の受けていないのですが、周りに良い指揮者に恵まれて少しは成長できたと思っています。最近ではyou tubeでアンドレ・プレヴィンさんの左手の使い方、台北室内合唱団の陳雲紅さんからは円を描くような丸い指揮法に影響を受けています。
好きな音楽のジャンルはジャズとクラッシックで、これらは10代の頃から馴染んでいます。最近はこれらに加えてブルースにはまっています。好きなアーチストは、ジャズではジューク・ピアソン、バーバラ・キャロル、カーティス・フラー、エリック・ドルフィーなど、ブルースではサム・メイヤーなどで、クラッシックではマーラーやラフマニノフが好きで、他にルネッサンス期の宗教曲を好んで聞いています。これらは合唱とは縁遠いのですが、指揮するときの示唆をいつも受けています。
南澪会合唱団は、来年11月に創立80周年記念リサイタルを控えていますが、その前の5月のアンコールの会と併せて、二つの演奏会に全力を尽くします。といっても力を張らずに団員が合唱を楽しめるような練習を心がけていきたいと考えています。
ピアノ 石幸千照(いしこう ちあき)
大阪芸術大学を学費全額免除生として卒業。同大学芸術専攻科終了。卒業時、演奏学科研究室賞受賞。卒業演奏会、関西新人演奏会に出演。第1回大阪国際音楽コンクール入選。
1999年秋期特別コースにて、A.イエンナー氏に、2001年マタイザー・ゾンマー・アカデミーにてG.ルードヴィッヒ氏に師事。
これまでに、故岡坂恭子、U.シュニーベルガー、平井令奈の各氏に師事。
2004年ジョイントリサイタル開催。2005年、関西フィルハーモニーオーケストラと協演。2006年、ロシアにて国立アカデミーオーケストラと協演。
大阪芸術大学伴奏要員を経て、現在関西女子短期大学非常勤講師、ヤマハ音楽教室講師。
NHKコールマドリガル、エトワール柏原、金剛アマービレ、ソルシェールのピアニストを務める。 ファニー・メンデルスゾーンクラブ大阪会員。全日本ピアノ指導者協会会員。
ボイストレーナー 木村 孝夫(きむら たかお)